8月の法語カレンダーについて

何か(健康、社会的地位向上、仕事の成功、受験、趣味、楽しみ、家族の幸せ等)を求めて生きたら、満足出来るだろうと信じて私は歩んでいます。
何か一つ手に入れても、次々新たなものを求めて止まないのが私。また、思い通りにならず苦しくなる私。手に入れた人を羨ましく感じ妬む心。誰かの人生と比較して落胆してみたり、自身が有頂天になる時もある。これで良しとは何時まで経っても思えない現実。「仏様にあいたい」というのは、そうした苦しみから解き離れたいと願う心。
「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、万のこと皆もって、そらごと・たわごと・真実あることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします(歎異抄)」親鸞聖人は、おっしゃっています。仏法聞き難しですが、人として生まれてきた意味を尋ねて参りましょう。