2月の法語カレンダーについて
名号とは南無阿弥陀仏。
自分にとって都合の良し悪しを考えるばかりの私。
地獄とは、自らの煩悩により描き出すこころ在り様。「私は正しい。」と自分の気持ちに執着することで、自ら苦しみや迷いを生み出しますが、それに気付くことができない私は、苦悩の矛先を相手のせいだと考えがちではないでしょうか。そしてそのまま、まだ見ぬ幸せ(自分の想いのままにできること)を信じ願って闇の中を歩み続けています。
阿弥陀仏は、常にはたらき続け、私の本当の姿をあぶりだしてくれています。
念仏で救われることの意味を尋ねていきたい衆徒高安弘子の我聞です。