令和8年の法語カレンダー表紙について

表紙は、藤代聡麿先生のお言葉です。
藤代先生は、明治44年、福岡県の真宗大谷派の寺院に生まれ、曽我量深先生の下で真宗の教えを広められ、平成5年に往生されました。

一般的には、「これまで(過去)がこれから(未来)を決める」でしょうか。
私は、煩悩によって自分中心の考え方や物差しで生きています。物事をありのままには見ることが出来ません。他の人も、生き物すべては同じ尊いいのちであるのに、常に自分ファースト。

そんな私に対して、阿弥陀如来の願い(本願)は、いかなる存在も大切なのだから、分け隔てなくと願うはたらき。自分の力(自力)ではなく、阿弥陀如来はたらき(他力)は常に何処にいても誰のところにもはたらいているのに、私はなかなかその願いに頷くことが難しいです。

「これからが これまでを決める」
本願力(他力)にあひぬれば、(阿弥陀如来の願い、はたらきに気付けば)今ある私の立場、またこれまでの苦悩や後悔が転ずる。これからも煩悩は抱えたまま生きる拠り所が変わって行くことでしょうか。

親鸞聖人が比叡の山を下りられて開かれた他力の教え。今年もご一緒に尋ねて参りましょう。